2026-07-09

2026年8月1日(土)、フクダ電子アリーナ。UEFAチャンピオンズリーグ、ワールドカップと並んで“世界3大カップ”とネット上で(半ば冗談交じりに)語られる伝統のプレシーズンマッチ、ちばぎんカップが帰ってくる。秋春制への移行で2026年は年2回開催となり、これが2度目・通算第31回。J1昇格を果たしたジェフ千葉は川崎フロンターレから目玉のエリソンを引き抜き、柏はリカルド・ロドリゲス体制を継続。古巣・千葉から加入したGK若原智哉のさっそくの“恩返し弾”はあるか――両チームの現時点のベストメンバーで、開幕直前の千葉ダービーを予想する。
千葉銀行グループが冠を務め、1995年から続く千葉ダービーのプレシーズンマッチ「ちばぎんカップ」。シーズン開幕の風物詩として定着し、勝てばその年は良いスタートを切れる――そんなゲン担ぎの舞台でもある。2026年はJリーグの秋春制移行にともない、1月の第30回(2025-26シーズン開幕前)に続いて年内2度目の開催。8月1日の一戦は通算第31回、2026-27シーズンの開幕直前に組まれた。17年ぶりのJ1を戦う千葉にとっては“格上”の胸を借りる腕試し、柏にとっては新戦力を組み込む総仕上げの場となる。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日時 | 2026年8月1日(土)19:00キックオフ(17:00開門) |
| 会場 | フクダ電子アリーナ(千葉市中央区) |
| 大会 | 第31回ちばぎんカップ(2026シーズン2度目) |
| 形式 | 90分。決着つかずはPK戦。交代は11人以内・回数制限なし |
| 開催 | スコア | 勝者 |
|---|---|---|
| 2022(第26回) | 0 - 1 | 柏レイソル |
| 2023(第27回) | 3 - 2 | ジェフ千葉 |
| 2024(第28回) | 2 - 1 | ジェフ千葉 ※日立台開催 |
| 2025(第29回) | 0 - 3 | 柏レイソル |
| 2026.1(第30回) | 1 - 2 | 柏レイソル |
通算成績はジェフ千葉の11勝19敗、柏レイソルの19勝11敗(第30回終了時点)と、勝ち越しているのは柏。ただし直近5大会は千葉が2勝を返しており、決して一方的なカードではない。1月の第30回は柏が2-1で競り勝ち、この夏はホーム・フクアリで千葉が雪辱を期す。

17年ぶりのJ1に挑む千葉。小林慶行監督は続投で、昇格を勝ち取った攻撃的なスタイルをJ1仕様にアップデートする。最大の補強は、川崎フロンターレで今季J1・15試合7得点とチーム内得点王に輝いたエリソンの完全移籍加入だ。川崎では公式戦通算91試合34得点を刻んだ実力者が、石川大地と組む2トップの一角に入れば、得点力不足に悩んできた最前線は一気に迫力を増す。両サイドハーフには推進力のある津久井匠海とイサカ ゼインを配し、中央のダブルボランチはブラジル人エドゥアルドと前貴之。最終ラインにはオークランドFCから来た長身DFダニエル・ホール(184cm)が新たな計算材料となる。オーソドックスな4-4-2で、まずはブロックを整えつつエリソンの個で殴る――昇格組らしからぬ現実的かつ攻撃的な設計だ。
| 選手 | Pos | 前所属 | 区分 |
|---|---|---|---|
| エリソン | FW | 川崎フロンターレ | 完全 |
| ダニエル・ホール | DF | オークランドFC(NZ) | 完全 |
| レオナルド・ホシャ | FW | ラクフ・チェンストホヴァ(ポーランド) | 完全 |
| 岡本 享也 | GK | テゲバジャーロ宮崎(復帰) | 期限満了復帰 |
| 選手 | Pos | 移籍先 | 区分 |
|---|---|---|---|
| 若原 智哉 | GK | 柏レイソル | 完全 |
| カルリーニョス・ジュニオール | FW | RB大宮アルディージャ | 完全 |

柏はリカルド・ロドリゲス監督が続投し、緻密なポジショナルプレーの継続がベース。3-4-2-1の可変システムで主導権を握る狙いは変わらない。その中で長らく課題とされてきたのが左ウイングバックのクオリティだった。ここにFC東京から遠藤渓太を完全移籍で獲得。左サイドで違いを作れる元日本代表候補のアタッカーがWBに入ることで、攻撃の左右のバランスと推進力が一段引き上がる。京都から加わった左利きCB麻田将吾も最終ラインの安定に効く。そして注目は、古巣・千葉から完全移籍で加入したGK若原智哉。J1昇格に貢献した思い出の地・フクアリでの“古巣戦”に、いきなり出番が回ってくる可能性もある。
| 選手 | Pos | 前所属 | 区分 |
|---|---|---|---|
| 遠藤 渓太 | MF | FC東京 | 完全 |
| 麻田 将吾 | DF | 京都サンガF.C. | 完全 |
| 若原 智哉 | GK | ジェフユナイテッド千葉 | 完全 |
| 満田 誠 | MF | ガンバ大阪 | 期限付き |
| 弓場 堅真 | MF | サガン鳥栖 | 完全 |
| 選手 | Pos | 移籍先 | 区分 |
|---|---|---|---|
| 小見 洋太 | FW | セレッソ大阪 | 期限付き |
| 山本 桜大 | FW | RBライプツィヒ(ドイツ) | 完全 |
| 島村 拓弥 | MF | 横浜FC | 期限付き |
| 坂田 大樹 | GK | 鹿児島ユナイテッドFC | 完全 |
構図はシンプルだ。個の破壊力で殴りたい千葉と、組織の再現性で締めたい柏。千葉はエリソンと石川の2トップがどれだけ最終ラインを押し下げられるか、そして4-4-2の両サイドハーフが背後を突けるかがカギになる。対する柏は、麻田を含む3バックと小島亨介のゴールマウスで安定を担保しつつ、遠藤渓太の左WBを起点にサイドから崩したい。プレシーズンとはいえ、開幕直前の千葉ダービーに“調整試合”の二文字はない。ホームで意地を見せたい千葉か、地力で上回りたい柏か。8月1日、フクアリで確かめたい。
※本コラムの布陣・スタメンは編集部による予想です。移籍情報には報道ベース・未発表の内容を含む場合があります。チーム名をタップすると、両チームのフォーメーションを自由に組み替えられます。